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春日井市の整備工場・自動車販売店が、AI導入の最初の一歩として今日から始めるべき「順番」の話

春日井市の車業界を取り巻く現状と、AIという選択肢

愛知県春日井市には、雇用者のいない個人経営の事業所を除いても9,833の事業所が存在します。この地域は車社会であり、住民の生活やビジネスを支える整備工場や自動車販売店は、地域経済にとって欠かせない存在です。日々、お客様の愛車と向き合い、技術を磨き、信頼を築いてこられた経営者の皆様に向けて、この記事を書いています。

昨今、ニュースやインターネットでは「AI」という言葉を見ない日はありません。しかし、中小企業基盤整備機構が実施した「中小企業のAI等の利活用に係る実態調査」(2026年3月・有効回答1,668社)によると、中小企業のAI導入率は20.4%(全社的3.6%+一部業務16.8%)にとどまり、「導入予定はない」と答えた企業は61.0%に達しています。

なぜ、これほどまでに導入が進まないのでしょうか。同調査では、導入に踏み切れない理由として「現状で満足しており必要性を感じない」と答えた割合が、導入予定なし層で27.7%、検討中層で4.0%となっています。日々の車検整備や一般修理、新車・中古車の販売業務が順調に回っているからこそ、わざわざ新しい技術を取り入れる必要性を感じないのは、経営者として極めて自然な判断です。

しかし、その一方で「どう使えばいいのかがわからない」という経営者の本音も存在します。総務省の「令和7年版 情報通信白書」によると、「効果的な活用方法がわからない」と答えた割合は、米国が9.7%であるのに対し、日本は30.1%に上ります。この調査結果が示すように、私たちはAIという言葉を耳にすることはあっても、それを自分たちの工場や店舗の仕事にどう結びつければよいのか、具体的なイメージを描けずにいるのが実情です。

道具を導入する前に、私たちが向き合うべきこと

私は現在、愛知県北部の9市町に足を運び、さまざまな店舗でAI導入の伴走支援を行っています。その中で多く見かけるのが、「どのAIツールを使えば便利になるのか」「ChatGPTで何ができるのか」といった、道具そのものの機能から入ろうとするケースです。しかし、本当に大切なのは道具の選定ではありません。まずは、自分自身の仕事のやり方や、経営における課題に目を向けるという「順番」が重要になります。

春日井で6年、カーリースをやってきた。ある時期、自分の店で集客が止まった。広告費を倍、3倍、5倍にしても、お客様は増えなかった。「やり方が悪いのか、商品が悪いのか」を一人で考え続けた。

(公式HP「はじめに」より)

このような状況に直面したとき、多くの経営者は一人で悩み、模索します。これまでのやり方ではうまくいかないと感じつつも、次に何をすべきかが見えない時間は苦しいものです。そこで「AIを使えば何かが変わるかもしれない」と期待するわけですが、ここで焦って高額なシステムを導入したり、使い方もわからないツールを契約したりしても、思い描くような変化は起きにくいものです。

AIとは、人間が長年培ってきた経験や知識を言語化し、それを何倍ものスピードで形にするための思考のパートナーである

ここで、私たちが向き合うべき「AI」について、その本質を定義しておきます。

AIとは、人間が長年培ってきた経験や知識を言語化し、それを何倍ものスピードで形にするための思考のパートナーである。

AIは能力の増幅器です。使う人の業種知識・経験・判断がないと、最大限には使えません。能力ゼロに掛けても、ゼロのままです。

(代表 佐藤の考え)

車検の受け入れ

出典

本文中の数字は、次の公的統計にもとづいています。